
みんなのカラフルさんぽみち
この企画は、静岡県立こども病院2階のリハビリテーションの廊下前で行った絵画展示と装飾の企画です。50mを超える外来病棟と入院病棟をつなでいる廊下に、アーティスト・木梨憲武さんの絵画8点を展示し、作品の世界が飛び出したかのような装飾を施しました。
企画の始まり
この企画は、この廊下を通った人に晴れやかな気持ちになってほしいという職員さんの想いから始まりました。
また、この廊下に展示があることでワクワクを感じて何度も通りたくなるような空間となり、
リハビリとして歩くひとを増やすこともねらいの一つです。
そして、アーティストの木梨憲武さんにご協力いただき進めていきました。
外来と病棟をつなぐ廊下に木梨さんの作品8点と、作品の世界がとびだしたかのような装飾を
廊下の壁に施す形となっていきました。
展示の工夫
壁の装飾
壁の随所に抽象的で声に出して読むと楽しい言葉をちりばめました。あえて具体的なものやコトを指す言葉を避けることで、
見た人それぞれのイメージを自由に膨らませてほしいという
想いを込めています。
パーツの制作
装飾に使用した大きくてたくさんのパーツは、日頃から支援を頂いている企業さんと共同で制作しました。これはHAPSで初めての試みでした。いつもは人手と時間が必要な作業がスピーディに進むとともに、新たな視点のアイデアやヒントを頂くことができました。
みんなが楽しめる展示
美術館にいるような本格的な展示と子どもや絵画を鑑賞することに親しみがない人でも楽しめるように、展示位置を低くしたり、通常は作品の解説の書かれたキャプションを「何が見える?」「どんな人が住んでいるだろう」といった問いかける文章にするなど様々な工夫を施しました。
木梨憲武さんの
ご紹介
タレント・歌手・アーティスト
とんねるずとして活動する一方、アトリエを持ち画家としても活動している。1994年に「木梨憲太郎」名義で愛知県名古屋市で開催した『太陽ニコニカ展』から日本国内では9度の個展を開催。開催会場はのべ30会場。アメリカ・ニューヨーク(2015年)及び、イギリス・ロンドン(2018年)での2度の海外個展でも成功を収める。
展示風景
11月ごろ更新予定
coming soon!!