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きらめき芽吹く

​マーブルワークショップ

今回は、周産期センターの分娩室と陣痛室の空間を彩りたい、という職員さんの想いから企画が生まれました。2023年12月に2回のワークショップを開催し、職員さんと一緒に「ポーリングアート」という絵の具を流し込んでつくる作品と、その周りの装飾を制作しました。

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「ポーリングアート」で作品作り

​12月7日、1回目のワークショップでは、「ポーリングアート」という技法で陣痛室の壁に飾る作品を作りました。コップで混ぜた複数の絵の具をキャンバスに流し込むことで、偶然できる不思議な模様を楽しむことができます。はじめ、4,5人のグループに分かれたテーブルには緊張感が流れていました。しかし、色んな人の想いや工夫が混ざり合った作品たちを皆で眺めることで、和気あいあいとした空気に変化していきました。陣痛室は電気を消していることも多いため、最後にラメをふりかけてもらうことで、明るい空間で見るのとは一味違う、きらめく各グループの作品の個性と魅力を感じることができます。

みんなでデザインを考える

12月20日、2回目のワークショップでは、陣痛室の壁と分娩室の扉の装飾パーツをはさみで切って、その配置デザインをつくりました。看護師さんと選んだ葉っぱやお花などの「植物」というモチーフには、その生命力や美しさが、少しでも妊婦さんのエネルギーとなってほしいという想いを込めています。お産がスムーズに進み安らぎを感じられるようにと学生が事前に考えたゆるやかに流れていく全体のデザインを基に、パーツの細かな組み合わせや向きなどは、作品の位置や色味とのバランスを踏まえ職員さんたちとこだわって決めました。取り付け作業は、看護師さんのご協力の下で速やかに行われました。作品と装飾で生まれ変わった空間を眺める職員さんたちのキラキラした表情が印象的でした。

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